コンテンツマーケティング、というマーケティングの一手法があります。下記のような概念ですね。
コンテンツテンツマーケティングは、対象となるオーディエンス向けのコンテンツをオンラインで作成、公開、および配布することに焦点を当てたマーケティングの一形態である。
コンテンツマーケティング – Wikipedia
コンテンツを作成し、それによってアクセスを集めるという手法です。具体的には、Webサイトにコラムやブログ記事などのページを作成し、それによってアクセスを集める手法です。
このコンテンツの作り方について、大まかに2つの方法があるように思います。
- 検索数や検索結果を見て、検索されやすいテーマを探しコンテンツを作る。
- 自分で伝えたいテーマについてコンテンツを作り、それを広めるようにする
それぞれのメリット・デメリットについて考えたいと思います。
検索数や検索結果を見て、検索されやすいテーマを探しコンテンツを作る。
メリット:検索数が多ければPVも増やせる見込みがある。
検索数が多いキーワードについてコンテンツを作れば、順位次第で流入数は見込める可能性はあります。あくまで、需要ベースで考えればそのようになる、ということですね。その上で、検索結果に表示される他社のコンテンツと比べてどうか、という点です。それらと比べて、何か変なコンテンツでクリックしたくない?というようなものでなければ(ユーザの検索結果の期待からそんなに外れてなければ)、問題ない、というところです。
デメリット:その分競争も激しく、あまり違いがないコンテンツとなりがち。
需要が多ければ、供給も多い、というのは世の常で、他社コンテンツと比べて競合する、ということです。
新たに作ったコンテンツということで、今ある他社コンテンツと比べて上位表示されるようなコンテンツボリュームや外部リンクの獲得、サイトのオーソリティ性など、いろんなものが必要になります。そのあたり質的な部分をしっかりしてなければ意味がなくなってしまいますね。
自分で伝えたいテーマについてコンテンツを作り、それを広めるようにする
メリット:内容を深掘りしたものであれば、他のPV狙いのコンテンツと違いを埋める可能性も。
こちらは、先程のキーワードありきで設計するものとは違い、自分でこれが必要だと思って作成するコンテンツなので、コンテンツを作って訴求したいという動機がより強い分、キーワードありきで作成したコンテンツよりも質的に良いものとなる可能性があります。
そうなった場合、コンテンツ内に含まれているキーワードによっては、検索結果に表示されるクエリの幅も広がり、質的に有用であれば、他への引用やアンカーリンクによるつながりなどで、SEOの観点でより評価を高くなる可能性があります。
デメリット:全然アクセスがないコンテンツになる可能性も
ただ、需要はともかくで設計するので、キーワードによっては、検索数が全然ない場合もあります。
質的な部分では優れていても、需要がそもそもなく検索されていないキーワードであれば、すぐアクセスが増えるということがなく、なんか無反応・・・ということにもなりかねません。
これらをどう作成していくかは設計次第かなと
それぞれのメリット・デメリットを挙げましたが、実際どうするかは、施策の設計次第かなと。
- 検索数や検索結果を見て、検索されやすいテーマでのコンテンツ→流入を獲得できる目的でまずは接触してもらう
- 自分で作りたいテーマでのコンテンツ→より強い興味を持ってもらうために、一度流入しMAなどで情報を得た人向けに訴求するコンテンツとする
などのように設計する必要があるかなと思います。設計命ですね。
どちらを選んで作ればOK、ということではなく、あくまでそれぞれの役割で機能させるということかと思います。