ちょっと面白いと思ったマーケティング事例です。

昨今話題を集める仮想通貨。それを取引する取引所のなかで、最大手と言えるのがビットフライヤー社です。こちらも当然いろいろな集客手段で登録ユーザをあつめ、最終的にビットフライヤーでの取扱額を増やすことを目的としています。
私も会員となり少々
広告でも、Instagramなどのソーシャル広告(見た範囲)やマス広告のTVCMなどを売っていますが、自社管理のアフィリエイトも実施していました。アフィリエイトをそれなりの規模でやっていることについて、興味をもち、そこについて自分なりに考えたポイントをまとめて見たいと思います。

バナーの発行は自分のアカウント画面から

ビットフライヤー社のアフィリエイトで稼いだ的な話を耳にして、大手アフィリエイト会社を見てみましたが実施しているところはありませんでした。(メニューとしてはあったものの、終了となっていたものはあった)よくよく確認してみると、アフィリエイトは自社開発で、自分のアカウント管理画面に入りメニューの「アフィリエイト」をクリックすると、自分の固有のURLが生成され、バナーもそのURLが付与されるものがコードとして選択できる、という機能でした。
確かにアカウント管理とアフィのIDやURLを同時に管理すると、他社に依頼せずアフィリエイトを実施でき、他社に依頼する際に発生するコストを利用者側のインセンティブに反映できる、という好循環になっているように思います。
バナー例はこちら↓
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アフィリエイト報酬は高額

本人の取引金額に応じた金額となるようですが、
私の報酬テーブルは以下でした。

  • 本人確認書類承認 3,000 円
  • 50,001円以上のご入金 10,000 円
  • 1,000,000 円以上の仮想通貨売 10,000 円
  • 先に述べた、自社管理・開発のため、他社ASPの使用料を報酬に回せる利点を活かしているのだと思いますが、10,000円とは高額ですね。もっと大きい金額を動かしている人には、より高い報酬テーブルがあるのだと思います。

    紹介するモチベーションが非常に高い仕組みとなっている

    自分で運用し、何らかの手段を用いてアフィリエイトで広める、というモチベーション自体が非常に高くなる仕組みにしているように思えました。
    仮想通貨が上がれば、自分のパフォーマンスを何らかアウトプットしアフィリエイトで誘導して取引するメリットを訴求できる→アフィリエイト経由で来た人が仮想通貨を購入すれば、更に仮想通貨の価格が上昇し、また紹介・取引を積極化する動機が生まれる、というようなサイクルかと思います。際限がなくバブルの様相を呈すところは少ながらずあるかと思いますが、なかなかなんとも言い難い状況かなと。

    報酬は日本円

    これはそういうもんですね。仮に仮想通貨で報酬払ったとすると、その時点の価格に価値が左右されますし、税制上の扱いもいろと問題がでてくるように思います。

    仮想通貨はまだまだ黎明期といえると段階かと思いますが、いろいろと業者が大きな動きをする場合もあるので、注視していきたいと思う分野です。